時計の使用時間が長くなると、霧が発生することはよくある現象です。主な原因は2つあります。
1つ目は、時計内の空気中の水蒸気です。時計の組み立て中に空気が残り、そこに水蒸気が含まれている場合があります。室内から外気、特に温度差が大きい地域では、水蒸気が冷やされて小さな水滴となり、霧になります。この場合、霧は通常自然に消え、問題はありません。
2つ目は、防水リングの老化です。防水リングは時間と共に劣化し、少量の水分が内部に侵入します。温度が高いと水分は気体のままですが、外気温が下がると凝縮して液体になり、霧を形成します。
霧が出た場合、多くの人は自力で解決しようとします。例えば、少量の霧があるときは、時計を風通しの良い日陰に置くと、しばらくして自然に消えることがあります。また、時計を逆さまにしてつけると、霧を取り除く効果があります。さらに、シリカゲルを一緒に密封容器に入れておくと、効果的に霧を除去できます。ドライヤーを使用する際は、温度に注意し、低温の柔らかい風でゆっくり乾かすことが重要です。
ただし、これらの対策は一時的かもしれません。最も確実な方法は、霧の問題を解決し、時計の防水性能を確認するために専門の修理センターに依頼することです。
